| 日時 | 2007年4月23日 (第2385回例会) |
| 卓話タイトル | 「私たちをとりまくインターネット」 −Web2.0時代− |
| 卓話者 | 中川 勝弘 君 |
| 内容 |
当クラブをとりまく、IT、インターネット環境はそのすばらしい伝統、組織文化、メンバーがいるにもかかわらず、それに見合ったものではありません。 本年、会報・広報、そしてWeb関係の仕事をさせていただいておりますのでこのテーマを選びました。 1. 当クラブのホームページ 週報、イベント掲載、卓話などで月平均14回ほどの更新をしております。ホームページ内はTOPページの検索窓からデーターベースとして利用できます。リンク集も2660、2640地区など、例会日順に掲載していますのでメイクアップ時に役立ちます。月額費用として会報は10万円の予算でさせていただいておりますが、Webの運営費は4000円です。 2. 社会を取り巻くインターネットですが、一昨年から大きなうねりが来ています。インターネットが始まった時は、産業革命クラスの変化だといわれましたが、10余年でまた大きな変化が起こりました。非常に大きな変化ですので、パソコンソフトのバージョンアップ時に使う、1.0、2.0、3.0というキリのいい数を使ったのです。1.1でなくて、2.0であるのが意味のあるところです。Web2.0というのは簡単に言うと、いままでにないシステムで役に立つWebということです。その背景には、新たな技術革新があり、利用価格の低下があります。 @集合知ですが、ひとことで言えば 「みんなの意見は案外正しい」 というもので十人のプロの意見よりは1万人の大衆の意見が正しいという考えです。今までにない考えですが、Webとデーターベースにより可能になりました。これもビジネスに大きな変化を与えようとしています。 広告、さまざまな製造商品、サービス業に影響してきます。医療関係などでもネットを無視できません。例えば全国地区別の歯医者さんの評価ページでわかるように、一般の人が歯科医の評価を投稿するのです。 また広告というのは不特定多数に多額の金額をかけておこなうもの、大企業中堅企業だけのものでしたが、Webを利用した費用がかからない口コミ方式が有力な媒体になってきています。 Aロングティルですが、これも大変面白い現象で今までの経済原則とは異なったものです。販売商品としてはあまり売れない商品、死筋商品など、今までは販売魅力がなかったものが、Webの力で売れるようになったのです。アマゾンの売り上げの1/3を占めているといわれています。グラフの右に伸るその部分が恐竜のしっぽに見立てロングティルと名づけられました。 しかし、安易に考えてはいけないと思います。当社でも実験をして、その結果わかったことは、死筋商品でもその商品自体になんらかの有益性のあるもの、つまり多くの人は希望しないけれど、特定の人は欲しがる要素があるものが必要です。ですから、すべての人が要らないというものではダメです。そしてその業界のネットでトップグループ以上のシェアを占めていなければ、ロングティルの恩恵を得れないと思います。 次に代表的なWeb2.0の実例の話をします。 @アマゾンですが日本には2000年に創業です。大型書店でも15万冊ぐらいの在庫ですが、ここでは200万冊あります。売り上げ1兆円で、米国では在庫なし商品も含めますと2800万点を扱っているということで世界最大の小売ネットショップということになります。今までになかったシステムとしては過去の購入からお勧め商品が表示されること、本の中身を見れること、自分の本をアマゾンで売る事ができること。これはユーズド価格となっていて、中古書籍というより古書の機能も持ってきています。ある本が絶版なので、ユーズド商品を探しました。見つかりましたが、1200円の本が5000円もします。通常のユーズド価格なら500円ぐらいで売っていますが、反対に高くなっています。これでも欲しい人にとってはありがたくて購入するのでしょう。 Aグーグルですが、どこが、凄いのかといってもわかりにくいと思いますが、このように話せばと思います。「数年前には2人の人間が起こした企業が数年後にはトヨタの利益を追い抜く」。日本ではヤフーですが、世界ではグーグルの一人勝ちと言ってもいいでしょう。シェアはドイツ91%、英国74%、米国55%、利益率は広告業としては異常に高いです。時価総額13兆円といわれています。最近ではさまざまな機能を無料で公開しています。それもつい最近まではかなりの費用をかけないと実現しなかったり、利用不可能だったものです。ワープロや表計算ソフトです。画像検索、スケジュール、マップ、デスクトップ、グーグルアースも非常に面白いです。メールは大容量2.8ギガですから膨大な量を利用できるようになっています。そしてそのメールの内容に応じて広告がでてきます。利用してみると案外面白いものです。 グーグルの収入は99%広告で、アドワーズ、アドセンスというものです。当社も利用していますが、広告費用が自分で設定でき、安い金額で顧客を捕まえる、ロングティルの見本のようなものです。ここでも広告業界が変化せざるを得ないでしょう。 3. 最後に私を取り巻くインターネットですが、私の職業奉仕Webは割愛します。http://www.wood.co.jpやhttp://www.wood.jpを見ていただければありがたいです。 |