第二回会合のご報告

第2回目の活動となる今回は11月19日例会終了後に17名の参加者が、けいはんな学研都市にある独立行政法人情報通信研究機構ユニバーサルメディア研究センター(京都府相楽郡精華町)を訪れました。

同所では我が国の経済成長と豊かで安心な社会の実現を目指すことを目的に情報通信技術の研究開発が行われており、参加者は実際には無いものがあたかも手元にあるかのように見え、実物に触ったように感じ取れる「多感覚インタラクション」や映し出された車や人が3Dメガネをかけずに現実のもののように立体的に見ることが出来る200インチの大画面を利用した「超多元3次元映像装置」を初めて体験し、一様に驚きと興奮を感じていました。

これらの装置は将来的に外科手術の訓練や実物の文化財の質感を感じとること、さらに遠隔地とのコミュニケーションなどに応用されることが期待されています。

これらを体験した後、会議室で宮原秀夫理事長より同所が行っている研究開発内容についてプロモーションビデオを上映しながら『「うめきた」に託すオープンイノベーション』をテーマに講演して頂きました。その講演の中で、研究者が技術の追求のみに没頭することなく消費者のニーズや感性を持ち、使い易さや楽しさなどを考えてテクノロジーとデザインを融合することの重要性を訴えられました。

その後、午後6時からは場所を近鉄学園前駅近くの手作り料理店「花蔵(かぐら)」に移し、堀りごたつのある座敷で日本料理を味わいながら参加者同士の親睦を深めました。