能楽同好会 例会

同好会発足から一年目の1月30日、大阪天満宮正面前の朝陽会館3階(上野能舞台)で、久々の例会(勉強会と懇親会)を開催しました。参加は13名です。

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能楽師上野朝義会員から小冊子「学んでみよう能・狂言」とともにツヨ吟のテキスト「鶴亀」「老松」の配布を受け、「能舞台を鑑賞する手引き」を学習しました。舞台には「高砂」の一部を若き能楽師上野朝彦氏(朝義会員長男)が登場して演じ、奥様と上野雄介氏(朝義会員甥)が手伝ってくださいました。数種類の面も見せていただき、全員が扇を握ってかざし、舞台に上がって見所(観客席)を眺める体験もできました。とりわけ丹生会員の装束姿(皇帝)は実に見事なものでした。

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そして懇親会、「榮楽鮓」ではふぐ尽くしの沢山の料理に満足。和気あいあいの中で親睦を深め予定時間をオーバー、出田会員の心温まるご挨拶で散会しました。これからの例会は少なくとも年2回は開催する方向で検討します。

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丹生会員の装束姿

大阪天満宮では2月11日から第9回梅まつり(盆梅展)が始まっています。26日(日)18時には、本殿においてシテ上野朝義会員が勧進御能「葵上(あおいのうえ)」を奉納されます。能は難しいと考えられているようですが、できるだけ多くの舞台を見ることで、自分なりに楽しめるものだと思っています。ぜひ日本の古典芸能に目を向け、能舞台へ足を運んで鑑賞してください。

(世話人 上野 義治)