一昨年から、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市にある東陵高校の大学進学を目指す生徒への奨学金の支援を行っています。
去る3月1日、当クラブから木越会長・林幹事、私の3名で、降雪の中、まず東陵高校の卒業式に参加しました。卒業生と共に在校生の礼儀正しい態度と久しぶりの「仰げば尊し」の歌に感動しました。
その後、気仙沼RCの例会に出席して、支援対象となる生徒に奨学金を贈呈しました。
今回の対象者は、津波で自宅が流され、仮設住宅を経て、現在は看護師のお母さん、中学生の弟さんと三人で公営住宅に暮らす母子家庭です。
本人は、陸上競技部に所属し、短距離走の選手で、真面目で素直な性格で、学習も部活動にもこつこつと取り組んでおり、周囲からの人望も厚い生徒です。大学は、東京都にある大学に進学して、将来は銀行等の金融関連の企業に就職したいという目標を持っています。
今後、私がカウンセラーに当たり、入学後のケアに努めたいと思っています。
この支援は、当クラブと台湾高雄西RCとの共同支援になっています。今後とも、皆様のご支援をよろしくお願い申しあげます。
(社会奉仕委員長 小川哲男)