「これからのロータリー Ⅱ」 (神崎  茂 君)

2012年4月23日(第2599回例会)

○最近の会員数の変遷

 

世界の現状
世界では会員数は120万人乃至123万人で推移しています。毎年平均16万人(13%)が退会し同数の新入会員を迎えて全体で約120万人を維持しています。もし会員増強が無ければ5年間で会員数が半減することになります。2003年から2010年の7年間に92%が退会し同数の新入会員と丁度入れ替りました。8年以上の会員歴を持つ会員は8%に過ぎないのが現状です。
直近の2011年末には1,218,199人で増加しています。インド出身のRI会長バネルジー氏の影響によると思われます。

 

日本の現状
日本のロータリーの会員数は2005年6月末100,710人で2011年12月末88,632人となり、この6年間で12,078人(12%) 減少しています。
当2660地区は2005年7月末で4,147人、2011年7月末に3,665人となり、この6年間で482人(9.7%)減少しています。
大阪西RCは2004年7月末86人が2007年3月末現在70人で16人(18.6%)減少しています。
会員減少の理由について、可成以前から日本の ロータリアンの間でささやかれている言葉にロータリーの3Kという言い方があります。即ちロータリーの(1)高齢化(2)高コスト化(3)クラブ運営の硬直化の3Kという言葉です。

 

当地区クラブ数の変遷
2008年 東淀、茶屋町RC( 合併 )
〃  大阪ネクストRC( 新設 )
2011年 大阪天王寺RC( 合併 )
天王寺、阪南
2012年 帝塚山RC( 合併 )
住吉、住之江、阿倍野
〃  大阪アーバンRC( 新設 )

 

大阪アーバンRCの特徴
会員数25人で出発し現在30人、平均年齢35才
クラブからと会員間の連絡は全てe-mail行いペーパーレスを目指す。年会費10万円、ビジターフィー2,500円。
会場は大阪駅内グランヴィアホテル大阪
朝例会 7:30~8:30

 

 

RI、R財団の長期計画
世界の現状をふまえて国際ロータリーは長期計画を作製し、「中核となる価値観」と「七つの実践項目(実践目標)」を策定し発表し、その内容は以下の通りです。

 

「中核となる価値観」
Service(奉仕)、Fellowship(親睦)、

Diversity(多様性)、Integrity(高潔性)、

Leadership(指導力)

 

「七つの優先項目」(実践目標)

ポリオ撲滅、公共イメージの向上、ロータリー活動の増大、会員増強とその維持、職業奉仕の取り組み、指導力の育成啓発、長期計画の継続性と一貫性。ロータリー財団も又同じように以下の計画を発表しています。

 

「Future Vision」(未来の夢計画)

プログラムと運営の簡素化、最大の成果(費用対効果)、意思決定の地区への移行、公共イメージの向上。

ロータリー財団はプログラムや補助金の中味と名称の 変更等によって大変革に取り組んでゆくことになります。

 

基本に還ろう BACK to Basics

○ ロータリーは倶楽部でる。Service club

○ 選考を経て入会出来る。

○ 退会は本人の自由意思による。

○ 会費は平等に負担する。

○ 会員の権利、義務は平等であって上下関係はない。

○ 会務は全員が分担する。

○ 諸活動は全員参加が原則である。

○ しかるべき役職からの職務依頼がある場合、原則と  して断ってはならない。病気の場合のみ例外である。

○ 寄附は本人の自由意思による。

○ 如何なる場合も人間関係は知り合い、又は友人とし  ての関係である。

○ 例会出席は会員の義務である。

○ Internal service と External service

○ I serve と We serve