「新会長の挨拶」(井本 一幸 君)

2011年7月4日(第2563回例会)

いよいよ来ました。本日より大阪西ロータリークラブの会長を務めさせて頂くこととなりました。前任の三枝会長、松岡幹事さん、誠にご苦労様でした。本当にお世話になりました。何分にも前任者がすばらしい会長・幹事さんだっただけに、後任者である私と髙木幹事は大変ですが、理事・役員の皆様、そして会員全員の皆様方のご支援とご協力により、大阪西ロータリークラブがすばらしいクラブとなるよう努力いたしますので何卒よろしくお願い申し上げます。
さてまず私の会長就任の経緯を振り返りますと、2年前平成21年の7月頃だったと思いますが、三枝会長エレクトさんから「副会長の芝野さんが体調を崩されたので、副会長を引き受けてほしい。」と依頼され、又芝野さんからも直接依頼され、お引き受けすることとなりました。そして、その年の9月に芝野さんはご逝去なされ、大阪西ロータリークラブの宝というべき方だっただけに残念でなりません。従って本来なら本日ここに芝野さんの会長の挨拶を頂くところでした。本当に残念でなりません。 私は芝野さんと同年の昭和15年生まれで、人格の素晴らしい方とご尊敬申し上げておりましたので、思い出されてなりません。
本日皆様のお手元に2011年7月~2012年6月の委員会活動計画書をお届けさせて頂きましたが、その中に今年度のRI会長カルヤン・バネルジーさんのテーマ「こころの中を見つめよう、博愛を広げるために」と第2660地区の岡部泰鑑ガバナーの地区方針「見直しをすすめ 新たな第一歩を」を載せさせて頂きましたが、そのテーマと方針を心に持ち、各委員会を進めていきたいと思っております。その計画書の中に私の本年度の考え方をまとめさせて頂いておりますので重複することとなりますが、本年度は、前年度の引き継ぎで、東日本大震災への支援と創立55周年事業としての社会奉仕に重点を置きたいと思っております。
55周年という素晴らしい伝統を持ちながら最高115名が、本年度71名からの出発です。まさに「見直しをすすめ、新たな第一歩を」です。私自身も反省のもと、謙虚になって、原点に戻り、大阪西ロータリークラブの活性化を図りたいと思っております。そのための10項目を計画書の私の挨拶に書かせて頂きました。
(1)こんな時期だけに、豪華でなく、質素なクラブでありたい。
(2)例会の回数は減少させない。例会への出席率を高めるよう努力する。
(3)卓話の在り方には、工夫を考え、できれば年に1回は卓話の機会があるように。
(4)親睦会は、参加しやすい費用と参加したくなる工夫を考え、多くの会員の出席を図る。
(5)会員増強については、今年度の目標は、会員数80名以上とし、長期計画を考える。
(6)職業奉仕は、ロータリーの奉仕活動の中で、最も重要なものと自覚し、前年度と同様に、職業訪問、出前授業、職業体験を実施する。
(7)社会奉仕については、まず東日本大震災に対する支援、そして創立55周年事業としての奉仕活動を実施する。
(8)国際奉仕については大阪リバーサイドロータリークラブとの共同事業を継続し、そして特に高雄西ロータリークラブとの友好関係の推進発展を強化したい。
(9)新世代奉仕については、明解な会計体制のもとに、大阪西ローターアクトクラブの増強に支援協力する。
(10)ロータリー財団と米山奨学会への
寄付については、
・ポリオ撲滅へ 1人当たり3,000円
・ロータリー財団へ年次寄付へ1人当たり$150
・米山奨学会へ 1人当たり20,000円
をお願いしたい。
以上の運営方針のもと、今年度のテーマとして「和やかで、こころ温まるクラブライフを目指していきたい」と書かせていただきました。
第2660地区を代表するロータリアンの戸田孝さんの「素晴らしい出逢い よき師、よき友は人生の宝」という著書の中に「ロータリアンとして、温かい人柄になれることが一番大切なものであり、温かさが自然にスマイルとなり、スマイルが温かさを作るという相互作用がロータリーにあるのだ」という言葉に感動しました。
私は、昨年一年間例会に出席する時、自分の一番いい笑顔でご挨拶するようにしました。8割の方々からすばらしい笑顔を頂きました。そうすることによって素晴らしい出逢い、よき師、よき友を強く感じるようになりました。
私は、繰り返しになりますが、今年「和やかで、こころ温まるクラブライフを目指していきたい」と思っております。
今年一年間、再度会員皆様の絶大なるご支援とご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。