「生き甲斐の創造にかく挑戦する」 (林  博明 君)

2012年12月3日(第2625回例会)

 
本日は、卓話のご機会を賜わりまして、誠に有難く存じ上げます。
私は、平成24年9月3日に入会させていただきました林博明と申します。今回は、新入会員のお話ということで自己紹介を兼ねまして、ライフワークとして取り組んでおります『生き甲斐の創造にかく挑戦する』という表題でお話をさせていただきます。
少し特徴のある自己紹介と思いまして、私の先祖に興味深い人物がおりますのでご紹介させていただきます。1人は、寺師次右衛門という人で、文政5年(1822)頃、日本で初めて洋式帆船である「伊呂波丸」を建造したとあります。もう1人は、市来四郎いう人物で寺師次右衛門の次男として生まれ、市来政直の養子となり、1857年「日本人が最初に撮った写真」と言われる島津斉彬公の写真を撮った人物として知られているとあります。私の母方の祖母が寺師菊という名でその末裔の1人にあたるのだそうです。
私の職業は、行政書士と1級ファイナンシャル・プランニング技能士をしていますが、具体的には、遺言・相続、成年後見、生前契約、尊厳死、寺院、墓、永代供養、高齢者の住まい、介護、障がい者自立支援等に関するもの及び農業法務関連を中心に生業を頂いております。
キーワードは、『福農(緑)』であり、『心耕(こころを耕し、空間力を尊ぶこと)』であります。
グリーンケアファーム・ソーシャルファーム・市民農園を通じて、主として中堅中小企業のCSR活動を積極的に推進させていきやいと考えております。
もちろん、単に企業のみならず、社会福祉法人、医療法人、学校法人、宗教法人、NPO法人、公益財団、社団等を含む凡そ「社会的存在」の全てが対象となります。
最終的には、『緑の癒し』に活路を求め、これからの超高齢社会における生き甲斐造りに貢献できれば幸いと思い、研究を重ねております。これから確実に到来する人口激減に伴う生産労働人口の減少・高齢者の高齢化に対応するために、是非とも高齢者の就業機会を造り出していかなければなりません。その点には就業形態の多様化等の工夫が必要です。私の目指すものは、『生き甲斐就労』を創造することへの挑戦とも言えます。願わくは欣喜雀躍のうちに、御智慧を授かることができれば幸甚の極みです。僭越ながら、最後に、私もかく在りたいと願いを込めて、一番好きな辞世の句を申し上げまして締めとさせていただきます。

 
『散りぬべき 時知りてこそ  世の中の 花は花なれ 人は人なれ』    細川 ガラシャ

 
御清聴有難うございました。今後とも何卒宜しくご指導ご鞭撻賜ります様お願い申し上げます。