「薬の副作用に注意」 (鴨谷 清三 君)

2012年5月7日(第2600回例会)

 

私は薬の副作用による大変な体験を致しました。皆様に多少でもお役にたてる情報になればと思います。
約10年ほど前に人間ドックで逆流性食道炎と診断されて、二種類の薬を服用し治療を続けてまいりました。また数年前からコレステロールの値も高く同じ医師の処方により薬を服用してきました。コレステロールや中性脂肪の値の高いのは生活習慣病で、病院の栄養士の指導を受け、食生活にも注意し、特に体重コントロールに細心の注意を払ってきました。ベジタリアンのような食生活もし、可能な限りの運動も心がけ、体重コントロールしていても一向に値は改善されませんでした。
その間、まず異常を感じたのは手足のしびれと筋力の低下です。従来何も感じなかった持ち物が異常に重く感じるようになりましたが、はじめは加齢によるものと思っていました。筋力の低下は徐々に進行し、階段の昇りが苦痛になり筋肉の難病でないかと思う程になってきました。
服用していたのは高脂血症薬(メバロチン)と胃の痛みや胸やけの治療薬(バリエット。オメプラール)です。病院で症状を訴えると、手足のしびれでは皮膚科、筋力の低下で整形外科、階段の昇降苦痛で循環器科等の診察をうけ、何れも特に異常はないとの診断です。

 
血液検査の異常値
二ヶ月毎の血液検査では、貧血・総コレステロール・中性脂肪・腎機能のクレアチニン・肝機能AST ALTLD・筋肉損傷のCK腫瘍マーカーのCEAが異常値になり、どこかに癌があるとの診断。癌探しにCT・MRI・X線・胃カメラ・大腸カメラ・ペット検査等、約数ヶ月かけ検査しましたが不明です。

 
副作用と思われる症状
手足のしびれと関節痛、筋力の低下、毛髪脱落、眉毛の脱毛、皮膚の乾燥、皮膚の蒼白、顔面浮腫、眠気、極端な居眠り、視力障害、難聴、皮膚痛、鼓腸放屁、女性化乳房、黄疸、横紋筋融解症等々何れも徐々に進行するので加齢によるものか副作用か判りません。

 

 

副作用の判断
自分で筋肉の難病を疑い、筋萎縮症・パーキンソン病・筋ジストロフィー等を調べているときに薬の副作用に気づき、服用している薬の副作用を調べて判断しました。

 
治療
十年間続けていた薬の服用を中止し、約一年で諸症状も血液検査の数値は全て正常になりました。高脂血症薬と逆流性食道炎治療薬の副作用でした。