「地域活動と消防団」(中村 一志 君)

2010年8月2日 (第2522回例会)

本日は卓話当番ですので御題にもあります様に消防団についてお話したいと思います。

まずは会員の方で消防団に属していた方はいらっしゃいますでしょうか?。

いらっしゃらないと言う事で少しでも分かって頂ける様にお話させて頂きますので宜しくお願い致します。。

まずは消防団の歴史についてお話します。。

歴史は古く江戸時代に、八代将軍吉宗が、江戸南町奉行の大岡越前守に命じ町組織としての火消組である「たなびけし」(店火消)を編成替し、町火消し「いろはしはち組」を設置させた事が消防団の前身といわれています。

それから時代の流れと共に変革をとげ現在の「消防団」となる。

次に消防団の役割について。

主に火災の警戒及び鎮圧その他の災害の防除及び被害の軽減に従事する機関をいう。

英語でボランティアファイヤーと申します。当、大東市においては385名の消防団員。

ボランティアと言っても市町村から報酬金・自治会から助成金を頂き運営している。

消火器具の購入・活動費(飲食代金)。

それでは、私が消防団に入団したきっかけについてお話します。。

通常、15人体制で1分団の単位となります。必ず退団時期がございまして、その際新入団員をスカウトして入団させると言うのが通常であります。

はじめは拒み断り逃げまして月日が流れ、ある日1週間家の前で待ち伏せされてしぶしぶ入団した記憶があります。それも兄弟2人まとめて入団しました。

その当時の苦い思い出話を致します。地元でしごとの移動中火災現場の前を通過してしまい分団長から大目玉をくらった事があります。

いまでは考えられないし、また懐かしい思い出の1つです。

私の今の役付けとしましては分団長と言う地元分団の長であり14人の部下の命を預かる大役をしております。

大きな年間行事として1月は出初式、4月は春の火災予防週間、8月は夏季訓練(昨日)11月は秋の火災予防週間、12月は年末警戒26日から30日まで。

次に仕事と消防活動について。

本業は建築請負業のかたわら地元にいる時間は携帯無線機を所持し消防無線を傍受して火災発生時には現場にかけつけ消火活動に移る。1年365日共通である。

自宅でも同様で無線機で傍受して火災時には出場する。昼・夜関係なし。

私の経験した火災事案について。
工場火災 大阪中央ダイカスト・NC工業
住宅火災 中華料理店舗付住宅・鍋のかけ忘れ
車両火災 運送用トラックからの出火(鮎陸)
その後の残火処理・朝方まで。

消防団員の日頃の習慣・定期講習

救急救命措置・人工呼吸法・心臓マッサージ法・AEDの定期講習について。

私はまだ実例がないですが、実例をお持ちの会員さんはいらっしゃいますか?。

会員の方々の職場及び自宅など貴重な財産・尊い命をなくさない為に燃えない環境・設備作りに勤めて頂きたいと思います。

昨日、近隣での放火事例がありまして今晩から2日間、夜間警戒を実施いたします。

私としては郷土愛と奉仕の精神を忘れず消防団活動・地域活動また大阪西ロータリーの一員として誇りを持った行動をして行きたいと思いますのでこれからもご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

消防署の回し者のような話、つたない話になりましたが、ご静聴ありがとうございました。