「新入会員の話」(福住 尚紀 君)

2010年8月30日 (第2525回例会)

ご紹介いただきました福住でございます。8月2日に中西直前会長様、井本会長エレクト様のご推薦を受け、当クラブへ入会させて頂きました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

私は綜合警備保障㈱「ALSOK(アルソック)」に勤めており、警備サービスの提供をしておりますので、本日は警備業をテーマとして会社案内を含めて皆様にお話をさせて頂きます。

全国における刑法犯の認知件数は、警察庁の統計によりますと、平成14年まで7年連続して戦後最多の約285万4千件を記録していましたが、その後、毎年連続して減少した結果、平成21年では約170万3千件となり平成14年のピーク時と比較しますと約115万件減少し、4割の減少となっています。

検挙件数は、平成21年では約54万5千件となり、前年に比べ、約2万9千件減り、5%減少しています。犯罪は、減少傾向にありますが、社会の防犯意識は高まりを見せており、このような背景から、警備業は社会の「安全、安心」のニーズ増大に伴い成長しております。

警備業の歴史は、アメリカで19世紀の半ば西部開拓時代に警備業者(ピーカートン社)が誕生し、現在の警備業の礎を創りました。日本では、昭和37年頃初めて警備会社が設立され、昭和39年東京オリンピック、昭和45年大阪万国博覧会を契機として飛躍的に発展しました。アルソックの創業は、昭和40年であります。

国内における警備業界は、3兆5千億円規模のマーケットであり、警備会社数は約9千社、警備員数は約54万人となっており、警察官の約29万人を大きく超える規模にまで成長しています。

アルソックは、機械警備を中心に常駐警備、輸送警備等を提供しており、商品ではインターネットを利用した「ホームセキュリティ」、施設内に設置した入金機に売上金を入れ、銀行へ行かなくても翌日銀行営業日にお客様の口座へ現金が振り込まれる「入金機オンラインシステム」、警備ロボットが昼間は管内の案内、夜間は巡回し警戒する「リボーグQ」、心臓の心室細動の発生時に電気ショックを与えて機能回復させる装置「AED(自動対外式除細動器)」、最近では、電報事業として「アルソック電報」等があります。また、子供達へ防犯意識を持たせることを目的に小学校において「あんしん教室」を無償で行っており7年目を迎えています。

警備を通じまして、当クラブの活動にご協力できることが、多々あると考えております。新参ものでございますので、ご迷惑をおかけすることがあろうかと思いますが、今後とも、皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。ご静聴ありがとうございました。