「一年を振り返って」 (井本 一幸 君)

2012年6月25日(第2607回例会)

 

昨年7月4日に「新会長の挨拶」をさせて頂き、本日が会長としての最終例会で、短いようで、長い一年でした。会員の皆さんにご協力ご支援を頂き、何とか一年間会長を続けることができたこと、まず厚くお礼申し上げます。「一年を振り返って」というテーマで考えてみますと、まず大変な一年でした。思い出すままに一年を振り返りますので、順序などなしです。お許しください。
まず例会は、昨年度より1回増やし45回です。タイ・バンコクでの国際ロータリー年次大会への出席で1回休ませて頂きましたので、44回の「会長の時間」にお付き合い頂きありがとうございました。これが「会長の時間」の原稿ですが、これだけ溜りました。皆さんは何時まで原稿を持っているのかと思った方が多いと思いますが、会長としてお伝えしたいことを漏らさずお話しするには、この方法しかないと思いました。しかし手元にいい思い出の財産ができました。
本年で一番重視したことは、昨年3月11日の東日本大震災による災害復興支援活動です。これに関しては、国際奉仕委員長・木越さんと社会奉仕委員長・鴨谷さんに大変ご苦労をお掛けしました。昨年6月2日、三枝前会長と一緒に気仙沼に行った時のショックと「我々に何ができるのか」という疑問からの出発でした。しかし気仙沼小学校には、修学旅行の支援、ブラスバンドのユニフォーム・ジャケット等の支援、総額で約220万円の支援ができました。気仙沼中学校には、修学旅行の支援(2回)、バレーボール・バスケットボール・体育マット等の支援、総額で約390万円の支援ができました。合計約610万円の支援です。これには、気仙沼RC、高雄西RC,大阪リバーサイドRCの協力と第2660地区の地区基金、マッチンググランドによるロータリー財団の支援を受けてできたことですが、現地とのヒヤリング、その実施のための手続きと相手との話し合い等お金に換えられない大変な努力に、すばらしいロータリーとしての奉仕活動の意義を感じました。
次に、本年創立55周年を迎えるに当り、また高雄西RCが創立35周年を迎えるに当り、両クラブの友好関係の向上については、台湾88災害に対する“KOBN”事業をきっかけに、そして東日本大震災への支援として気仙沼小学校・中学校への訪問、台湾台東地区の小学校へ訪問、そしてお互いの記念祝賀会への出席等を通じて、強い絆で結ばれたと感じました。
創立55周年記念事業として、港区八幡屋公園にて小雪の降る中16本の山桜と2本の桃の木合計18本の記念植樹を実施し、大阪市長より感謝状を受けたことも記録に留めたいと思います。
さて、会員・家族親睦会は、一泊旅行とバス日帰り旅行の2回を計画していましたが、広島県福山市の鞆の浦の温泉、そして尾道の千光寺、生口島の平山郁夫美術館等の一泊旅行一回になりましたことお詫び申し上げます。景気の良くない時、そして大震災の後だけに、豪華でなく、参加しやすい費用でと、上田親睦委員長には計画案の再検討等大変ご苦労をお掛けしましたが、結果女性の坂本龍馬に出会う思い出に残る旅行となりました。
そしてもう一つ大変ご苦労をお掛けしたのは、会員増強委員長の上能さんです。4年連続マイナスとなり、会員数71名でスタートしましたが、今年度は4名減4名増のプラスマイナス0の71名で次年度に引き継ぐこととなります。増強委員会の皆さんには、大変なご努力を頂きましたことを感謝申し上げます。
次に、卓話の在り方について工夫を考えてほしいと注文を付けておりましたが、今年2月の髙木さんと山原さんの二人卓話をはじめとして、6月までに7回の二人卓話を実施して頂きました。一人15分の卓話で卓話者の皆さんにはご苦労をお掛けしましたが、大阪西RCのすばらしい人材の特色を知って頂くこととしてよかったと思っております。卓話をお願いする担当の小寺出席・プログラム委員長に感謝申し上げます。
まだまだ各委員会の委員長に具体的にお礼申し上げたいところでございますが、時間に制限がありますのでこれぐらいで止めさせて頂きますが、各委員長に頑張って下さいましたこと厚くお礼申し上げます。
また何よりも支えて頂いたのは、会長エレクト・大塚さんと副会長・髙士さんです。幹事経験者としてロータリークラブに精通されていますので、本当に細部に亘って助けて頂きましたことをお礼申し上げます。
そして最後になりましたが、私を一番支えて頂いたのが髙木幹事で、彼のロータリーに入会以来の生真面目さに惚れ込み、幹事をお願いしたのが大成功で、なんとか一年会長を通せたのは、髙木幹事のお陰と大感謝申し上げているところです。ここで髙木幹事に一年を通じて色々なご不満があったと思いますので、それを打ちあけて頂き、皆さんに一言ご挨拶をお願いしたいと思います。

 

<髙木幹事ご挨拶>

 

以上で一年を振り返ってのご挨拶ができましたので、これをもちまして本日の卓話を終わりたいと存じますが、今年のテーマ「和やかでこころ温まるクラブを目指していきたい」と申しましたが、残念ながら十分に達成できなかったと反省しております。
しかし次期会長は私より9才若い大塚さんですので、私のできなかったことをすべて成し遂げて頂き、大阪一、日本一のクラブにして頂けると期待しております。本年一年間本当にご協力ご支援頂いたことを再度お礼申し上げ終わります。ありがとうございました。