「北欧バルト三国のエストニア国について」(原田 太七郎 君)

2010年12月27日 (第2540回例会)

今日は久しぶりの卓話の担当です。先週は井上さんのすばらしく、高尚なピカソの話で感動いたしました。今日はバルト三国のひとつ、エストニアの町のフィルムをお見せいたしますので気軽に見てください。その前に、エストニアの国について少しお話します。

エストニアの国について、私がお話するのは、近々、エストニアの名誉総領事になる予定でございます。エストニア本国からはすでに、名誉総領事についての任命書が来ておりますが、日本政府からも、日本外務省からも正式な通知がまだ来ておりませんので、名誉総領事予定者としか言えません。しかし、すでに東京のエストニア大使から「エストニアの国からデレゲーションが来るから会ってくれ」とか、また先週は日本外務省から「エストニアの前の外務大臣で、今のEUの議員をしているオユランド氏が外務省の招待で日本に来ており、12月24日のクリスマス・イブに大阪に行くので会ってほしい」と言われて会食を致しました。オユランド氏と会っていても、私の英会話が下手で、言いたいことが思うように言えなくて欲求不満になりそうでした。今になって家内と一緒に英会話の勉強を致しております。

相撲の大関・把瑠都関はエストニア出身で、彼からも先日電話をいただきました。彼は日本語が上手で、まったく日本人のように話していました。

ように話していました。  エストニアの国は、人口が136万人ぐらいで、領土はちょうど九州の大きさです。エストニアの文化や食事等はドイツに良く似ているようで、食事のザワークラフトも良く食されているようです。

今年の6月に、初めてエストニアの首都タリンの外務省に家内と行ってきました。タリンの町はヨーロッパの古い面影を残した美しい町でした。感動しました。またタリンの町は世界遺産になっています。皆さんも訪れたら感動されるのではないかと思っています。

日本は以前、大変な事件があった時、ある責任者が「人の命は地球より重い」と言って、テロリストに屈したことがあり、平和ボケしたような方針を採りました。しかし、ヨーロッパの国は違います。特にエストニアは、最近ロシアから独立しておりますので、国民は国家のために、また名誉のためだったら、身を捧げても良い、というような気概を感じます。戦前の日本人のような感じも致しました。

またエストニアは国連に対しても大変な貢献をしており、人口も日本の10分の1しかないのに、アフガニスタン等の平和部隊の派遣で、すでに1万人以上の死者を出しているということです。

それでは、ただいまよりエストニア大使館より送っていただきましたDVDを映します。

●ホテルで原田夫婦
●エストニア外務省で局長と一緒に
●駐エストニア日本大使館で星日本大使と参事官
●駐エストニア日本大使館内