「街づくりと喫茶経営」( 松本  孝 君)

2011年3月28日(第2550回例会)

〔1〕東日本大震災について
(特に原子力発電のトラブル)
A 中国観光局長 鄭さんのコメント
中国・アメリカ・ヨーロッパを始め世界各国では私達の考えている以上に日本全体を深刻で危険な国と認識している。
1.各国とも日本にいる自国の人間を強制的に引き上げ
2.観光を含む全ての人の日本への出国禁止
(日本の旅行社・ホテルにも確認)
3.全ての輸出入品に厳しいチェックと禁止
4.今年中はこの状況が続く
B 外国領事館・一流企業が1~3ヶ月は東京から大阪に移動
大阪・神戸のホテルは満員
すでに長期化を考えてオフィスの手当てをしている企業もある
東京出張はストップ
C しかし、各ホテルともパーティー・宴会が全てキャンセル
D 現地の工場の被害が大きく、生産の見通しがたたず、中小ものづくり企業への部品発注急増
不謹慎ですが、関西にとってはチャンスかもしれない。

 

〔2〕
A TPP問題
Trans Pacific Partnership
(環太平洋経済連携協定)
これも大変大きな問題として、経済界・通商産業省は、これに参加しないと世界で生き残れないとして大賛成。しかし農水省は反対。その全ての原因は農協にあり。米と農産物を除くよう強く反対しているため、今年中に結論を出すのに苦労している。
※すでに韓国では10年かかってこの農業問題を解決し、グローバルマーケットで電気・自動車をはじめ日本のマーケットをとっている。
B クイーンメリー2号 大阪港につく

 

〔3〕英國屋がなぜ勝ち組であるのかについてお話します。
①№1ロケーションだけに出店する
(ビッグターミナル・有名百貨店・地下街等に付加価値の高い高級店を出店し全てを直営店とした)
②人材を集めてきた
(大学卒を採用、コンピューターを導入したのも業界初。社員教育を徹底したこと等)
③企業経営に徹したこと
(メインバンク・サブバンクとの信頼関係。顧問制度の充実・経理・弁護士・政治家・スモールバットエクセレントに徹してきた)
④社員に対する生活保障と将来の夢と企業のビジョン・ポリシーの明確化。
⑤地域の街づくりと顧客満足度。更には社会奉仕につとめてきた。
⑥時代変化を読み新たな価値をつくり出してきた。

 

〔4〕これからの時代の人生十訓
1.第一印象のよいこと。
こざっぱりして、清潔であること。
2.自分の顔に責任を持ち、いい顔になる努力が必要。
3.生きた金の使える人間であること。
4.声も大切。張りのある、明るく個性のある声。
5.聞き上手は勿論、話し上手もこれからは必要。
6.趣味を持つことと、素晴らしい友達を持つこと。
7.決断力と勇気・夢と希望。
8.健康で体力があり、パワーを発揮できる人。
9.家庭を大切に。奥様に惚れること。
10.評判のいい人間であること。
女性に好感を持たれる努力を。

 

※時間の配分ができず、「街づくり」は次回に必ず中味の濃い話をさせていただきます。