「新入会員の話」 (安部 吉宏 君)

2011年6月27日(第2561回例会)

はじめまして、この度入会させていただきました、アース情報システム株式会社の安部吉宏です。
どうぞよろしくお願い致します。
私は昭和56年、1981年にキャノンシステムアンドサポートの前身である椿商事に入社し、複写機を中心としたOA機器の営業をはじめました。そこで9年間お世話になり、平成2年、1990年にいろんな方にご支援いただきまして妻と二人で独立開業しました。今になって思えば随分と無謀な事でした。お金も無く、人も無く、お客も無い。ないないづくしでした。お客に関しましてはサラリーマン時代に数百件のユーザーを開拓しましたが、そこに手をつけるのは9年間お世話になった会社に弓を弾くことになります。ぐっと気持ちを抑えてひたすら新規開拓に徹しました。独立当初は、何の理念もなく売れるものはOA機器なら何でも売るという商売をしておりました。しかし自分自身でなにか違うと思う気持ちがあり、あまり満足感が得られませんでした。経営理念もなく自分を含め会社の方向性も定まらず、地に足が付いていない状況だったように思います。
私はこの業界に入って今年で30年になりますが今だに機械音痴です。今でこそインターネット等の影響で何処にでもパソコンはある時代ですが、その当時、中小零細企業のコンピュータ導入率は30%程度です。売上伝票や請求書といったものは手書きという会社が圧倒的に多かった時代です。なぜコンピュータ化しないのかと考えますと中小零細企業の経営者もしくは幹部の方は機械アレルギー的な人が多く、できるだけコンピュータ化を避けて経営してこられていました。私自身も機械音痴なだけにそういう経営者の気持ちがよくわかります。
そして、その分野に特化した賞品であるCASIOの楽一に出会い取り扱うようになりました。この商品なら機械嫌いの人でも使いこなせるという自信がもてました。しかし簡単な操作といってもコンピュータです。操作マニュアルを見ながら操作に慣れていただくという事は無理です。そこで、操作指導を回数制限なしで使いこなせるまで何回でも来ます、というサービスを提供しています。そのかいあって、弊社のお客でコンピュータに埃がかぶっているという所はありません。
現在、CASIOの楽一以外にもコピー機、ネットワークカメラの販売、ホームページの制作など取り扱い商品も増えておりますが、弊社の基本コンセプトは、中小企業の最低限のIT化を推進する、を理念として社会に貢献していきたいと思っております。
昨年、創立20周年を迎えたところです。まだまだ未熟者です。ロータリークラブで沢山の事を勉強させていただきたいと思っております。今後ともよろしくお願い致します。ありがとうございました。