2013年6月23日(日)、ポルトガルのリスボンでロータリー国際大会が開幕されました。かつての大航海時代には、世界を“発見”しようと、多くの探検家がここリスボンの港から出航しました。それから数百年の時を経た今、本国際大会のために世界各地からロータリアンとその家族や友人が集まり、大会開会の国旗入場で225の国や地域の旗が掲げられました。「平和の港、リスボン」をテーマとする本大会のステージでは、平和を中心としたプログラムが行われました。
リスボンでのロータリー国際大会は、6月26日(水)平和への誓いとともに閉幕しました。閉会の直前には、独自で画期的な方法で平和のメッセージを広げたロータリー・クラブの表彰が行われました。ベルリン、ホノルル、広島の3都市で開かれたロータリー世界平和フォーラムにて発表された平和宣言に加え、今回の国際大会でも、「リスボン平和宣言」が行われました。平和フォーラムの実行委員長を務めたルイス・ジアイRI元会長は、6,000人以上が出席したこれらの世界平和フォーラムだけでなく、各地域社会でもクラブや地区による平和フォーラムが実施され、平和に向けた大きな推進力を生み出すことができたと述べました。
閉会本会議では、ロン・バートン2013-14年度RI会長とそのご家族の紹介も行われました。ポリオの撲滅が間近に迫り、ロータリー財団の新しい補助金モデルの開始年度と重なることから、2013-14年度が自身にとって非常に重要で刺激的な1年になると述べたバートン氏。「長くてつらく、強い決意を必要とするマラソンほど、終えたときの誇りは大きくなる」と述べ、新しい補助金モデルとともに全力で取り組むことの大切さを訴えました。バートン氏はまた、新しい補助金モデルによって、ロータリアンが新しい観点で奉仕をとらえ、大規模で持続可能な活動に取り組むことができると述べました。ロータリー財団の目標“世界でよいことをしよう”に触れた上で、2013-14年度は「可能な限り多くの人々に、最大限のよいことをしよう」と呼びかけました。
また、台北ロータリークラブ(台湾)のロータリアン、ゲイリー・ホァン氏による2014-15年度のRI会長指名受諾演説も行われました。ロータリーのネットワークを広げるために、国境を越えた活動を呼びかけるホァン氏。ロータリーが広がれば、それだけ世界も豊かな場所になると力説しました。