気仙沼ロータリークラブより   救援活動のお礼について

貴クラブによるこの度の救援活動に対し、心よりお礼申し上げます。

震災から早5カ月が経ちましたが、未だに市内のガレキ撤去進捗率は、環境省発表による8月1日現在55%とのことです。気仙沼魚市場に鰹の水揚げがありましたが周辺一帯は建築制限になっており、地盤沈下が70cm以上になっています。早期に、加工場・冷凍施設の建設が急務にも関わらず、見通しの立たない状況です。

宮城県では、復興まで10年の方針を示しましたが、阪神大震災復興に15年以上かかったことから、今後とも経済活動を通じてご支援をお願い申し上げます。この震災により、当クラブの会員2名が亡くなりました。また、会員多数が家屋の流出・全壊・浸水の被害を受けました。例会場も被災したことから通常例会を開催できない状況にあります。基幹産業の水産関係の壊滅により、会員企業の存続が危ぶまれていますが、今こそ「手に手つないで」前に進んで行く決意です。

最後になりましたが、ご支援を頂きました会員の皆様に、感謝の意を御伝え頂きますようお願い申し上げます。

気仙沼ロータリークラブ会長 斉藤嘉一郎